シャロンさん来園のロゴ
8月15日 甲府駅に到着
友情のお人形が取り持つ縁で、この度、ギューリック3世さんのお嬢さん「シャロンさん」が、幼稚園へおいでになりました。
 シャロンさんは、まだ20代前半なのですが、大変な行動派で、2年間の日本滞在中(富山県高岡市で、中学校のFET英語のシャロンさん到着指導助手をしていた)日本の隅々まで、旅行をし、日本人以上に日本をよくご存知でした。日本語もかなりお上手、更に電子手帳を使って、かなり詳しくコミュニケーションを取ることができました。
日本の文化にとけ込み、食事はお箸を、食 べ物も納豆以外は何でもOK。お刺身やお寿司は大好物とのことでした。
8月16日 幼稚園で歓迎会
英語の指導助手の仕事が終わりこの度、アメリカのご両親の所へ、もどられるのですが、その前に、ご両親が贈った新しい友情人形が、どのように迎えられているか、また、そこの人々と、幼稚園でシャロンさんの歓迎会更に親交が深められれば、と言う気持ちで、お出でになりました。幼稚園は夏休みですので、園の教職員が、親交を深めました。教職員と同じ世代と言うこともあって、すぐに仲良しになりました。話を聞くうちに、大変広い視野と、お若いのにたくさんの経験、知識、冒険心、チャレンジ精神等々お持ちで、外見は地味で飾り気がなく、また落ち着いていて礼儀正しく、回りへの気遣いをさりげなくするという、とても好感の持てる方でした。アメリカの人って、近づきにくい(私は英語が苦手なので特に)と、思っていましたが、これを記に、考えを180°変えることに致しました。私以外の園の人々にも良い影響が・・・・。
増穂町民俗資料館「青い目のお人形展」視察増穂町民族資料館にて
 この日、増穂町では町制施行50周年記念事業として民族資料館で「青い目の人形展」が開催されていました。昭和2年にシャロンさんの曾祖父さんが運動して贈られてきて、山梨県に現存している5体の友情のお人形と、対面しました。もちろんここに進徳幼稚園の友情人形「イヴァンジリーン」も飾られていました。(新友情人形「タマラ」とは、昨日園で対面ずみ)
増穂町民族資料館正面
その後、中富町で、手漉き和紙体験で、うちわを作り、増穂町民族資料館正面の写真県立美術館巡りをし、楽しい3日間を過ごしていただき、次の目的地、群馬県へ出発していきました。群馬県では、ミニトライアスロンに出場し、見事女子の部1位と、文武両道の一面を披露したようです。日本各地で、人々と親交を深め、8月の終わりにアメリカへもどっていきました。
この様な、出来事もたまたま進徳幼稚園に昭和2年にアメリカより贈られたイヴァンジリーンが今も園にあったこと。
私も4代目の園長なのですが、シャロンさんも、友情人形の志を継がれる(「3人兄弟の末っ子だそうですが、志を継がれるのは誰か」と伺いましたところ「日本大好き人間の私」とのことでした)とすると、4代目になるそうですし・・・・。
 話が最後になりましたが、初めの写真のシャロンさんの隣に移っている女の方は、群馬県前橋市にある清心幼稚園の理事長、黒田先生です。この清心幼稚園は、進徳幼稚園より3歳年上、日本で5番目に古い幼稚園なのです。今年で106年目と言う幼稚園だそうです。20年ほど前、この黒田先生とひょんな事でお知り合いになり、ずーと親しくしていただいています。黒田家は、80年余程前にギューリック1世さんと親交があったそうです。これらのことを考えると、進徳幼稚園も103年のあゆみがあったからこその今回の出会いだったと思っています。「歴史がある」と言うことの意味を深く考えさせられる、どきどきする楽しい出会いのある、今年の夏休みとなりました。
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学校法人 進徳幼稚園
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